もったいない無申告加算税

今日は2023年に厳罰化された無申告加算税についてです。

税金に関し特に重たい加算税を課されるのが無申告加算税です。
税務調査で無申告を指摘されてしいますと高税率の無申告加算税が課税されます。
税の無申告によって「税に対す公平感を大きく損なうような事情が生じている」として厳罰化が図られたようですが、これまでは税額の50万円以下と50万円超の2区分だった税率に「300万円超」の区分が設けられました。

納付すべき税額が50万円以下の更正予知後の税率が最大25%、50万円超300万円以下の更正予知後の税率が最大30%、300万円超の更正予知後の税率が最大40%です。
このほか、無申告重加算税の場合は最大50%の税率で課税されてしまいます。

毎年申告を欠かさない経営者様は縁遠いことかも知れませんが、贈与のつもりがなかった「うっかり贈与」や遺産の存在を知らなかった相続などそのつもりがなくても無申告加算税の対象となり得ます。

朝晩冷え込むようになりました。
税理士などとコミュニケーションを密にして、万が一の無申告とならないように気を付けましょう。

香川県坂出市 石井清仁税理士事務所